インスリンポンプについてのメリットデメリット ミニメド640G ver.

 

※新しくインスリンポンプを変更したのでそれに伴い以前書いた
インスリンポンプ(CSII)についてのメリットデメリット(パラダイムインスリンポンプ722)
を元に新たに書き直しした内容です
ミニメド640GのSAP療法は現在使用してはおりませんが、別の機械でCGMを使用したときの経験と知り得ている範囲で記述しております

私が使用しているインスリンポンプ

病院に実機が置いてあれば見せてもらえるとは思いますが、一見身に着けておくには大きいなというのが最初の感想だと思います
※大きさ等722と詳しく比較している記事はこちら:640GをCSIIとして使ってみての感想~前722との比較~

後ろに専用のクリップが付いているので(取り外しも可)ズボンに引っ掛けたり、ウエストポーチにしまってみたり等自分に合った身に着け方を探してみてください

ちなみに私が主に身に着けている場所は下着のブラジャーの真ん中です
640Gは以前使用していた722に比べると少し大きめで収まりが悪いときもあるので、そのときはズボンに引っ掛けたりもします

最初はこんなものを持ち歩けれるのかな?と不安になりますが、慣れれば身に着けていることなんて忘れてしまうくらいになります
慣れすぎて身に着けていると思っていたら着けていなかった!ということも起こり得ますので注意してください(ブログ内別記事でも書きましたがこやは2度経験済!)

よく落としたりするので専用のソフトカバーを付けて使ってます
機械自体はシール等貼っても問題はないのでスマホみたいにデコる方もいらっしゃるようです

本体のカラーは海外では操作ボタンあたりの色が違うものもあるようですが日本ではブラックのみです

※詳しい製品情報等はメドトロニックの公式サイトをご覧ください

ポンプを使おうか悩んでいる人のために

慣れれば非常に便利な機械なのですが、やはりメリットだけではなくデメリットもあります

メリット

手軽にインスリン注入ができる

上記でも書きましたがインスリンポンプにはデメリットももちろんあります
しかしそのデメリットもカバーしてしまうくらいこれが便利なのです

なぜかというとポンプは一度体に挿入してしまうと、その後は機械のボタン操作のみでインスリン注入ができるからです

ちょっと何か食べたいなと思ったとき、例えば外出中にいちいち注射の準備をして、皮膚を探して注射して注射等を片付けてなんて結構面倒くさいなと実は思っていたりしませんか?
しかしポンプなら機械でポチポチと操作するだけで注入ができるのです
人目を気にする必要もありません

現在でもこのメリットは大きいと思っております

基礎インスリン量を時間帯により変更できる

こちらのメリットも大きいです
というかこれがポンプの醍醐味なのではないでしょうか
現在も新しいインスリンが開発されてはいますが、さすがに時間帯により変動する血糖値をコントロールしようと思うと注射を打つタイミング等インスリンの効果を考慮しながらやらないといけません

ポンプで使うインスリンは超即効型(ノボラピッド等)の1本になります
基礎インスリンはこれを30分ごとに自動で何単位注入するかを設定できるのです

例えば深夜は低血糖が多いなら0時~3時の間は少なめに設定しておき、早朝から上がってくるのなら3時~6時は多めにするという設定ができます

朝なかなか起き上がれないお寝坊さんにとってもうれしい機能ですね

更にポンプでは様々な状況により基礎インスリン量を変更できるよう複数のパターンを設定することができます
例えば平日はあまり運動はせずに休日によく歩くというのなら、通常より基礎インスリン量の少ないパターンを別に設定しておき休日になればそちらの設定に変更するということができます

また激しい運動をするというのならば、例えば2時間後まで基礎インスリン注入量を70%下げる等の一時的に基礎インスリン量を減らすということも可能です

私は生理前に血糖値が全体的に上がることがあるので、そのときはいつものパターンより0.05又は0.025単位上げた設定を使用しております

このようにある程度の血糖値の変動が分かれば、容易にコントロールすることが可能となるのです

食事のときも様々な注入方法ができる

ボーラスウィザードという機能を使えば、血糖値の補正分の計算と糖質量によるインスリン量を自動で計算して適切な単位数を注入することができます
※予め糖質比、インスリン効果値、目標血糖値、残存インスリン時間を登録します

他にもゆっくり食事を摂る場合には時間をかけて注入する機能もあります
私はいつも出された食事を見てからその都度に注入しているので使ってはおりませんが、飲み会のときや食事を一気に食べれないとき等に役立ちます

持続血糖測定ができる

パーソナルCGMというセンサーを体に装着することにより、持続的にグルコース値を測定できる機能があります(※ミニメド620G以降の機種より)

持続的に血糖値の変化がわかるので今後の血糖値の予測が非常にしやすくなります
ただし、あくまで目安の数値なので通常の血糖値測定も同時に必ず行います

またミニメド640Gから低血糖になると自動的にインスリン注入が停止する機能も搭載されています

詳しくはメドトロニックのサイトをご覧ください
SAP療法とは | かくれ血糖.jp ~糖尿病の血糖管理は点から線へ。いい明日が見えてくる~
ミニメド640Gシステム|メドトロニック:スマートガード

デメリット

空気詰まり等のトラブルが起こる

まだまだ慣れないうちはポンプ挿入時に、体内に入っている先端部が曲がってしまい上手くインスリンが注入されない、又はインスリンセット時に入った気泡が抜けきれておらずそれがチューブ内で詰まる等のトラブルが起こりやすいです

こういったトラブルを少しでも避けるために、説明書や注意書きを最初のうちは隅々まで読み、時々読み返しておくことをおすすめします

それからポンプを挿入している部位によっては就寝中等に圧迫されたりして体内に入っている先端部が曲がることもあります

※トラブルの心得についてはこちら:ポンプ(CSII)のトラブル相次ぐ~トラブルの心得~
※こや流気泡除去方法はこちら:ポンプ(CSII)セット時にリザーバ内の気泡がなかなか抜けないときの裏ワザ

挿入部が痛くなったり接着面が痒くなったりする

ポンプの交換は2、3日が目安です

それ以上付けっぱなしでいるとインスリンの効きが悪くなったりしますが、それ以外にも挿入部分が痛くなってきたり、接着面(シール部分)が蒸れて痒くなってきたりします

しかし痒みは2、3日待たずして現れることももちろんあります

一時的なものであれば我慢はできますが、どうしようもない痒みに襲われたら、すぐに交換してしまうことも極たまにあります(こやは超敏感肌ですが通常3日間付けっぱなしでも痒くなることは2割程度です)

また挿入部位によっては最初から痛みがある場合もあります

どうしても我慢できそうにないものでしたら新たに付け替えることをおすすめします

医療費が上がる

消費税がまだ5%だったときにポンプを導入したのですが、注射器でインスリンを投与していた当時は同大学病院で医療費の合計は月1万円ほどでした

そのときにポンプを導入したお値段は確か1万6千円くらいだったと思うのですが、その後消費税が8%になると一気に値上がりし、検査の内容で多少前後はしますが現在では医療費の合計は2万円程になります(※CGMを付けるとなるとこれより更に値段が上がります)

これはけっこうの痛手、ではあるのですが上記のメリットのお陰で続けていくことができております

出産したらペン型注射器に戻そうかなとも考えていたこともあるのですが、使い続けて行くうちにあまりにも便利すぎるのでこれなしでは生きていけないと思っていた時期もありました(笑)

少しでもよくしようと思うとお金がかかるのは仕方がないこと、なのでしょうね?
その辺りの話をすると底がつきないのでここまでにしておくことにします……

その他に電池残量を気にしないといけませんが、慣れてくるとそれほどデメリットでもないなと思いました
それ分電池代はかかりますが

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