ポンプ(CSII)導入時のお話

1型糖尿病(IDDM)

私がポンプを導入したのは2013年1月でした

以前紹介したブログ(『くまさんまんが』ここから前に進んでもらえれば読めます)に当時の入院記録が残っております

ということはすでに4年半は経っているということですね

2012年11月に入籍したのでそれを機に

いつ子どもができても大丈夫なようにということでポンプを導入しました

ポンプ導入の際には入院が必要になります

だいたい2週間~3週間くらいです

インスリンの調整が上手くいけば早く退院できます

私は20日くらいでした

※入院せずにポンプを持ち帰ったという話も聞いたので病院によりけりかもしれません

 

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入院中のスケジュール(こやの場合)

1日目血糖値観察

2日目血糖値観察

3日目でポンプ初装着

4日目栄養指導

5日目経過観察

6日目持続血糖測定(CGM)装着

7日目絶食開始朝ごはん抜き

8日目昼ごはん抜き

9日目晩ごはん抜き

10日目経過観察

11日目経過観察

12日目身体検査(超音波)

13日目経過観察

14日目経過観察

15日目経過観察

16日目経過観察

17日目外泊(一時帰宅)

18日目外泊(一時帰宅)

19日目ボーラスウィザード設定

20日目経過観察

21日目退院

※身体の検査は入院中超音波検査以外他にもありました(心電図等)、経過観察中は何度かインスリンの設定を変えました

病院の都合にもよるのでスケジュールは変わってくると思います

絶食(1日1食ごはん抜き)をする理由

ベースとなるインスリン量を決めるために行います

食べてない間はどのくらいの血糖値なのかを測るためです

そのためいちいち血糖値計で血を採って測るのではなく

持続で血糖値を測れるセンサーを身体に取り付けます(CGM)

ちなみにこのセンサーは大よそを測るものなので毎度の血糖値測定結果と合わせて照合します(※2013年時の話なので最新式はもっとよくなっているかもしれません)

結果はセンサーを回収してPCから専用のソフトを用いて解析します

さすがに1日中食べないわけにもいかないので1日1食ずつ抜いて計3日かけて測定します

外泊(一時帰宅)をする理由

もちろん病院のベッドの上にいるだけでは日常の活動量での血糖値が測れないため外泊して普段と同じような生活をし、最終的なインスリン量を決めます

ただ日数も少ないし退院すればいくらでも血糖値が変化する部分が出てくるので外泊してもあまり意味がないようが気がします

入院中に学ぶべきこと

まずカーボカウントを全くしたことがなかった私にとってはこれは一大事でした

昔はカロリー計算でしたから

今まで食べる量によってインスリンを打つなんてしたことがなかったからです

最近ではほとんどカーボカウントをしてからインスリンを注射するのが当たり前ですね

なのでカーボカウントをしっかり学ぶには十分な時間があるため曖昧な部分がある方はこれを機にカーボカウントを熟知しましょう

それからポンプがこれから身体の一部になるのでポンプの基本的な扱い方、トラブルが起きた時の対処方法をしっかり認知しましょう

わからないことやトラブルが起きた際にまずどこに連絡を入れればいいか等携帯電話の連絡帳に登録しておくといいです

退院後の生活

最初はインスリン量を低めに設定してからの調整になりますので今後は主治医の先生と相談して決めたり、自分で最近この時間帯が高いから低いから変えよう等してインスリン量を調節していきます

調節してもまた別の時間帯に問題が起きてしまうのがこの病気の厄介なところですね

やり直しは何度でもご自身でできるようになってきます

ただ私の場合やっとヘモグロビンA1cが下がってきたのが導入開始から約1年ほどでした

あまり急いで下げる必要もなかったのでいつも診察してもらったときにここを変えようと先生に言われて変更するというのが主流になってました

妊娠した場合はのんびりするわけにはいきませんが💧

そんなわけで本気でヘモグロビンA1cを下げようと思ったら毎日細かくチェックして自分で判断してインスリンの量を調節しないといけません

これも最初のうちはまだポンプの操作自体慣れるのに大変なのでなかなか変更するのが億劫になったりしますが、ポンプと根気強く向き合って欲しいと思います

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