(CSII)リザーバに余ったインスリンを追加して新たにセットする方法

1型糖尿病(IDDM)

以前の記事ポンプ(CSII)セット時にリザーバ内の気泡がなかなか抜けないときの裏ワザ

に続いて今回は新しくリザーバをセットするときに前に使用していたリザーバ内のインスリンが、交換のタイミングによってはまだまだ余っていて捨てるのがなんだかもったいないなと感じたことがあるかと思いますが、それも追加して新たにセットする方法をご紹介します

まずこれ、ちょっと気になるのが前回セットしたインスリンと新しくセットするインスリンが混じると、なんだか効きが悪くなりそうな感じがありますが、インスリンは普通使用してて(冷蔵庫から出して)1ヶ月くらいは使用できるので、よほど炎天下にさらしてない限りは大丈夫です

実際私も混ぜて使用していますが血糖値に影響したことはありません

しかしリザーバ内に新旧混ぜるということは通常の方法だとどうしてもバイアル内に旧のインスリンが入ってしまう形になるので、それを少しでも抑えれる方法を以下で説明したいと思います

やり方

①まず最初に通常の手順と同じように新リザーバに新しくインスリンを入れます。このとき旧リザーバの残りも入れることを考えていつもの分量からそれ分減らして新しくインスリンを入れます

②次に旧リザーバをバイアルと見立てて通常の手順と同じようにインスリンを新リザーバに入れます。旧リザーバの方に押子はなくても大丈夫です

この方法であれば新しいバイアルを出したとしても、バイアル内に古いインスリンが混ざることなく追加できます

少々問題なのがどうしても気泡が入ってしまうことですが以前の記事ポンプ(CSII)セット時にリザーバ内の気泡がなかなか抜けないときの裏ワザの方法で気泡を除去してください

またこれを行った次回も新旧混ざった状態のリザーバで余ってしまったら上記の手順で入れるか、思い切って捨ててください

 

それからもうひとつ、バイアル内のインスリンが残り少な目だけど、いけると思ってリザーバに入れたのに、意外とインスリンの量が足りなくて、追加で新しいバイアルを出して入れないといけないときもありますよね

新旧どちらのバイアルも冷蔵庫から出してそれほど間はないのですが、消費期限の違いでこれもあまり混ぜたくない!とお考えなら以下の方法で入れてください

やり方

①旧バイアルのインスリンをすべて入れた状態であと必要な分のインスリン量分のメモリまで押子を引いておく

②新しく入れるバイアルを上側、リザーバ側を下にしてセットし空気を入れる、このときリザーバ内のインスリンが入らないよう空気が先にわずかに残るよう手前までで止める

③押子を離して圧力でインスリンを入れて残りは押子をゆーっくり引いてインスリンが不足分補充できたら、気泡を除去する前にすぐにバイアルを外す

④あとは以前の記事ポンプ(CSII)セット時にリザーバ内の気泡がなかなか抜けないときの裏ワザのようなやり方で気泡を除去して完了です

多少は旧インスリンも針に付着してたり残ってたりして混じってしまうかもしれませんが、こちらはあくまで少しでも古いインスリンが混ざるのを防ぐという方法です

少しでもインスリンを節約したい場合や新しいバイアル内に古いインスリンを混ぜたくないという場合に上記方法で試してみてください🙂

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